お餅雑学|一生餅

特集 お餅雑学|一生餅

【もち雑学:一生餅】

皆さんは、「一生餅」をご存じですか?
赤ちゃんが満1歳を迎えるときに行う伝統行事です。
お祝いの際に、赤ちゃんに1升(約1.8kg)のおもちを背負わせたり、
踏ませたりします。

 

<由来と意味>
「一升」と「一生」をかけて、「一生食べ物に困らないよ
うに」「一生健やかに育つように」という願いが込められ
ています。
おもちを背負わせることで、「一生の重みを感じる」という意味合いもあるんです。
重たいおもちを背負いながら歩く姿がとても可愛らしいですよね。

 

<地域による風習の違い>
地方によって、やり方はさまざまです。

・背負う:リュックや風呂敷に包んで赤ちゃんに背負わせる
・踏む:おもちを踏ませて、一生を踏み固める。
・持たせる:おもちを持ち上げて力比べのようにするところもあります。

 

<どんなおもちがいいの?>
・白くて丸いおもち:縁起がよく「円満」「円(縁)」とされます。
・一升分の重さ:1升(約1.8kg)のもち米でつくるおもち。地域によっては、2つに分けて、

「一升分」とすることもあります。
・名前入りの紅白のもち:最近は赤ちゃんの名前を書いたり、紅白でおめでたさを演出するおもちも人気です。