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特集 お餅雑学|鏡餅の不思議いろいろ
2022年も終わりを迎えようとしています。
師走の忙しい時期に、お正月の準備に追われている人も多いのではないでしょうか。
お正月に欠かせないものといえば、門松、しめ縄、おせち料理、お雑煮、そして鏡餅。
それぞれに意味、ルールがあります。
門松は年神様が家に入るための目印。
しめ縄の「しめ」は、占めるという意味があり、神の占める場所を表しています。
そのため、しめ縄は不浄のものを遮るとされており、魔除けのような役割もあります。
そして、鏡餅。
鏡餅は、新年の神様の依り代とされています。
それでは、年神様とは・・・
元旦に、高い山から降りてきて家々に新年の幸せをもたらす神様のことです。
その年神様の依り代、つまり居場所が鏡餅というわけです。
鏡餅が2段の意味
それでは、なぜ鏡餅は2つのお餅が重なっているのでしょうか。
・いい年を重ねる、福が重なる
・陰と陽、搗きと太陽を表しており、夫婦和合の意味が込められている
などと言われています。
鏡餅の飾り
鏡餅には、いろいろな飾りも付いていますが、それぞれに意味が込められています。
■橙(だいだい)
橙の果実は熟しても落ちにくく、数年残ることもあることから、
一つの木に一年目の果実、二年目の果実、三年目の果実といろいろな世代の実がなることから、
代々→だいだい→橙と言われるようになったそうです。
代々→何代も家が続いていく→子孫繁栄
で縁起が良いということから、お正月飾りに使うようになったようです。
■串柿
細い竹槍に5個~10個の干し柿を刺したものです。
5個は左1個、中心3個、右1個で、「一人一人(一個一個)が皆(三個)幸せに」
10個は左2個、中心6個、右2個で、「いつもニコニコ(二個二個)仲むつ(六個)まじく」
という願いが込められています。
また、鏡餅は八咫鏡(やたかがみ)、橙は八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)、串柿は草薙剣(くさなぎのつるぎ)で、
三種の神器を表していると言われています。
最近では、鏡餅を供える家庭も少なくなってきていますが、それぞれに意味があり、縁起のよいものなので、
2023年の元旦は、ぜひお供えしてみてはどうでしょうか。